出産後の申請手続きは早めの準備を!必要なものを列挙します
~記事のポイント~
1.出産後に ”区役所へ申請すべき事項” を確認できる
2.その際、”事前に必要な書類” を用意できる
出産は、人生の中で最も重要なイベントの一つです。
しかし、父母ともに子どもが産まれた喜びもつかの間、赤ちゃんの世話や事務手続きなどで何かとバタバタします。
先日、私の妻が里帰り出産しました。しばらく実家で子どもの世話をしてくれるということで、私の方は出生届などの手続きをすすめました。しかし、平日休みを1日しか取れなかったのに、資料の不備などもあって結局その日にはすべて完了せず、後日仕事中に抜け出して手続きをするハメになりました。
そんな面倒な事務手続きですが、事前に準備ができていれば、区役所へ行った際にスムーズに進められますので、自身の経験を踏まえて解説していきます。
※この記事は「神戸市」で「ママが産前に働いておらず」、「パパ」が手続きする場合を参考にしています。地域によって必要な書類に差異がある可能性があるので、市や区の公式サイトなどでもご確認ください。
必要な手続きを確認する
まずは、子供が産まれた直後にどんな手続きが必要なのか確認しましょう
①出生届 http://www.city.kobe.lg.jp/life/registration/koseki/04_shussei.html
②児童手当 http://www.city.kobe.lg.jp/child/grow/support/b016.html
③子供の健康保険への加入
④乳幼児医療費助成 http://www.city.kobe.lg.jp/life/support/medical/11_1_2.html
↓も必要になることがありますが、今回は割愛
⑤出産手当金(ママが産休をした場合など)
⑥出産育児一時金(直接支払い制度を使えば、申請必要なし) http://www.city.kobe.lg.jp/life/support/insurance/kyufu/04_6.html
⑦高額医療費支給制度(出産前後でお金のかかる処置が必要になった場合) http://www.city.kobe.lg.jp/life/support/insurance/kyufu/04_5_1.html
⑧未熟児の医療費給付(児が2000g未満もしくは症状が重い場合)
①~④の手続きに必要な書類一覧
・出生届(出産後に病院から貰える。何部かコピー取っておく)
・運転免許証などの自己証明できるもの
・印鑑(認印)
・母子健康手帳(里帰りであれば、ママから借りておく)
・パパ(ママ)の健康保険被保険者証
・請求者名義の通帳(のコピー)
以上のものを用意して、市役所へ向かいましょう
それぞれの申請方法 解説
①出生届(14日以内)
病院から書いてもらった出生証明書と、出生届はA3の1枚になっています。必要事項を記入して、母子手帳と一緒に提出します。
その後、母子手帳に「出生届出済証明」の紙を張られて返されます。
②児童手当金(産まれた月のうちが○)
パパ、もしくはママの健康保険証、印鑑、請求者名義の通帳を持って手続きします。必要事項を記入すれば請求した通帳へ手当が振り込まれるようになります。
所得によって貰える金額は変わりますが、最低でも月5,000円は手当が出るので、産まれた月のうちに申請しておくのがよいでしょう。
なお、児童手当に関しては1年ごとに養育状況を確認するための「現況届」が役所から届きますが、早めに返送しないと手当が止まってしまうため注意が必要です。
③健康保険の加入(14日以内)
パパ、ママどちらかが会社員として働いている場合は、子どもは給与の多い方の扶養へ入る形になる方が多いかと思いますので、職場へ必要なものを確認してください。
一般的には職場からもらう「被扶養者届」に加え、パパの職場であればママの「所得証明書」(もしくは「非課税証明書」)が必要です。出生届出済証明の書かれた母子手帳などが必要になることもあります。
個人的には、子供の健康保険加入に手間取ってしまい、④の乳幼児医療費助成がすぐに行えなかったので、できるだけ早めに取る必要があります。
④乳幼児医療費助成(できるだけ早く)
0~15歳の子どもで健康保険に加入している場合は医療費助成があります。③で作った子どもの健康保険証が必要になりますが、書類が揃っていれば即日で受給資格証が貰えます。これを医療機関の受診時に保険証と提出すれば助成が受けられます。
きちんと必要なものを揃えていれば、1日で手続きを終わらせることができますので、ぜひ出産前に確認をしてみてください。