MEDICAL
夏目漱石「修善寺の大患」 夏目漱石は、言わずとしれた日本の近代文学の礎を築いた人間の1人です。 漱石は、神経症による胃潰瘍を度々患ったとされますが、『思い出す事など』という著書では、胃潰瘍による吐血で生死を彷徨った際の状況や心情を綴っています…
あなたは家にいる時間が長くなって、つい酒の量が増えていませんか? 「酒は百薬の長」とは漢書に語源があることわざで 「適量の酒は、どんな薬よりも効果がある」という意味です。 実際に、それを立証する研究も行われています。 ある日、医療系のクイズで…
目に見えない血管を評価する 心血管疾患の主病因である動脈硬化には、プラークと血管機能不全の2つのアプローチがある。 血管機能不全を評価する血管機能検査には、血管内皮機能検査、脈波伝播速度(PWV)、心臓足首血管指数(CAVI)、中心血圧、増大係数(A…
病院で受けるべき検査とは? 病院に来ると、主訴や身体所見に応じて様々な検査を受けさせられる。また、健診や人間ドックも受ける内容は違えど、素人には本当に必要なのか判断し難いものです。 そんな中、”NEWSポストセブン”で「医師200人に聞いた、受けたく…
※この記事は、「医療従事者向け」に「血液ガスの簡単な読み方を提案する」記事です 救急外来をやっていたら、何かと見る機会の多い血液ガス分析。 「息が苦しい」「お腹が痛い」「意識レベル低下」…重症度が高そうな患者が来ると、CBCや生化学と一緒に血液ガ…
MRは薬のスペシャリスト? 医薬情報担当者(medical representative、MR)とは、医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指す。(wikiped…
病気は、知っていないと疑えない フィッツ・ヒュー・カーティス症候群、という疾患を聞いたことがあるでしょうか。 フィッツ・ヒュー・カーティス症候群(Fitz-Hugh-Curtis Syndrome、肝周囲炎)は、主にクラミジア感染症による合併症の一つで、"20~30代 女…
気管支炎や尿路感染症は、飛び入りの外来でみられる症例ナンバー1,2を争う疾患かと思います。 もちろん、ゴミ箱診断※も含めてですが。 ※「ゴミ箱診断」…はっきりと確定診断はつけられないが、パット見の雰囲気などでつけられる病名。部下が咳をし鼻水をタ…